財布のサイズ

金運アップの方法の一つとして、よく言われるのが「春財布」や「秋財布」ですね。

季節の「春」と、お金で入ってパンパンになって財布が「張る」というのをかけたのが「春財布」です。

また、「秋」の場合は「空き」とかけてお金が入ってくるようにと願う意味があったりします。

春や秋に求めた財布は縁起がよくて、金運アップにもつながってくれると思われています。

その噂を知っているのか、いないのか不明ですが、新学期、新スタートに合わせて春先や秋口にお財布を買い換える人は確かに多いようです。

財布は購入時期、色、形によって金運と強く結びついているので、選び方にはいくつかのポイントがあります。

金運をアップのために新しい財布を買おうと考えているアナタ、どうせならとことんこだわってみませんか?

この記事では、意外と知られていない財布の大きさと金運との関わりを紹介したいと思います。

長さを測る単位として日本では一般的な「メートル」以外に、昔は距離を示すのに用いられていた「里」、海洋で用いる「海里」というものがあるのはご存知でしょう。

海外ではテレビやジーンズ、自動車や自転車のタイヤのサイズでもおなじみの「インチ」、ゴルフやアメフトで耳にする「ヤード」、飛行機に表示される高度を示す「フィート」がありますよね。

その中でも靴に至っては「EU・UK・US」などインチをベースにしたものやミリメートルをベースにしたものなど、世界各国様々な単位が用いられています。

同じ「インチ」でも英国と米国とでは長さが違ったりして紛らわしいものも多く存在します。

日本でも業種によって異なる少し特殊な単位「尺」というものがあるので注目してみましょう。

索引

様々な尺という単位

「尺」というと一番身近なものが、日本建築で用いられる尺です。

1尺は30.3センチ、1寸が3.03センチ、10寸で1尺となります。

これは、主に建築で用いられる単位で、曲尺(かねじゃく)と呼ばれるもので、時代により23センチ~30.3センチと変容してきました。

また、民間で布を計るのに用いられるのが鯨尺というものです。

その1尺は曲尺の1尺2寸5分(約37.9センチメートル)に当ります。

もとは、鯨のひげでつくったことから、鯨尺と呼ばれるようになったと言います。

この他にも、江戸時代まで衣類の裁ち縫いに用いた呉服尺というものもあります。

曲尺の1尺2寸を、1尺(約36.4センチメートル)とするもので、明治になって廃止されました。

吉凶を左右する「風水尺」

建築で用いられる曲尺をご覧になったことはありますでしょうか。

よく見ると何やら漢字が書かれています。

「財」とか「病」とか。

実はこれ、運気を示す吉凶なのです。

風水においては色が様々な意味を持っていますが、同様に数字にも意味があるのです。

風水思想が盛んであった中国や日本では、古くから長さに吉凶があると考えられてきました。

この長さの吉凶を判断すべく考案されたのが魯班尺というものです。

これは中国、春秋時代の建築大工の達人と呼ばれた魯班が考案したと言われる「ものさし」です。

魯班尺は、主に風水で用いられてきたことから別名「風水尺」ともいいます。

魯班尺(風水尺)は、ミリメートルの他に「門公尺」と「丁蘭尺」と呼ばれる単位が記されていて、測る対象物によって使い分けます。

一般的に赤い目盛りが「吉」、黒い目盛りが「凶」を表します。

魯班尺

※写真の魯班尺(風水尺)には、上からインチ、門公尺、丁蘭尺、ミリメートルが記されています。

門公尺(もんこうじゃく)

門公尺は、主に建築物を測るときに使用します。

設計段階で建築物や門、扉などの大きさに「凶」を用いないようにするためです。

単位は1尺が42.9センチで、これを8等分し、財、病、離、義、官、劫、害、本という字を割り当てて吉凶を表しています。

日本建築で用いられている曲尺に記載されているのはこの門公尺です。

これをさらに各4等分することで吉凶の詳細を表します。

  • 財: 財徳・寶庫・六合・迎福(吉)
  • 病: 退財・公事・牢執・孤寡(凶)
  • 離: 長庫・劫財・官鬼・失脱(凶)
  • 義: 添丁・益利・貴子・大吉(吉)
  • 官: 順科・横財・進益・富貴(吉)
  • 劫: 死別・退口・離郷・失財(凶)
  • 害: 災至・死絶・病絶・口舌(凶)
  • 本: 財至・登科・進寶・興旺(吉)

建築物だけに使用するわけではありませんが、大まかに「動かないもの」を測るときに用いるものさしだと考えていただくとわかりやすいかと思います。

※いずれ、門公尺の詳細記事を書きますのでおまちください。

丁蘭尺(ていらんじゃく)

丁蘭尺は、主に持ち物や小物を測るときに用います。

単位は、1尺が39センチ、これを10等分し、丁、害、旺、苦、義、官、死、興、失、財という字を割り当てて吉凶を表しています。

「丁、旺、義、官、興、財」が吉、「害、苦、死、失」が凶です。

39センチの10等分ですから、3.9センチ刻みですね。

これをさらに各4等分することで、0.975センチ刻みの吉凶における詳細が見えてきます。

つまり、丁蘭尺の1尺には吉凶を表す40の目盛りあるということです。

以下にまとめてみました。

  • 丁: 福星・及第・財旺・登科(吉)
  • 害: 口舌・病臨・死絶・災至(凶)
  • 旺: 天徳・喜事・進寶・納福(吉)
  • 苦: 失脱・官鬼・劫財・無嗣(凶)
  • 義: 大吉・財旺・益利・天庫(吉)
  • 官: 富貴・進寶・横財・順科(吉)
  • 死: 離郷・死別・退丁・失財(凶)
  • 興: 登科・貴子・添丁・興旺(吉)
  • 失: 孤寡・牢執・公事・退財(凶)
  • 財: 迎福・六合・進宝・財徳(吉)

さて、財布は持ち物、小物類ですから、財布のサイズによる吉凶を占うにはこの丁蘭尺を用います。

財布のサイズによって、もたらされる運気が違ってきますから、金運に良い大きさの財布を選ぶようにするのが重要なポイントです。

財布の厚みに関しては、入れるお金やカード類の量によって頻繁に変わりますので気にする必要はありません。

財布の縦横のサイズが金運アップに適したサイズになるようなお財布を選ぶようにしましょう。

丁蘭尺の意味

40種類の吉凶が示された丁蘭尺ですが、金運に効果のあるもの、幸せを呼び込むもの、災いにあったり、健康を害したり、資産を失うものまで様々です。

これら、運気を左右する吉凶の詳細を知ることで金運に恵まれる財布を選ぶことができます。

丁 (吉)

丁は子供に恵まれるといった吉兆を表します。

  •  福星 家族が繁栄する
  •  及第 成績優秀で昇進する
  •  財旺 財産を生み出す
  •  登科 面接などの試験に合格する

害 (凶)

害は災害にあうといった凶兆を表します。

  •  口舌 人間関係のトラブルやあらぬ噂に苦しむ
  •  病臨 家族が病気になる
  •  死絶 重病や死などの不運にみまわれる
  •  災至 思わぬ災難にあう

旺 (吉)

旺は元気な様子を表すことから運が盛んな吉兆を示す。

  •  天徳 先祖や貴人など有用な人や神様の助けを得る
  •  喜事 有能な人物と事業をともにすることで万事うまくいく
  •  進寶 くじ運が強く突発的な財産を得る
  •  納福 福を呼び込みすべてが順風満帆に運ぶ

苦 (凶)

苦は苦しんだり物失せがあったりと凶兆を表す。

  •  失脱 物を失くす
  •  官鬼 訴訟や警察沙汰にあう
  •  劫財 強盗にあうなど財産を奪われる
  •  無嗣 子孫が繁栄せず跡継ぎをなくす

義 (吉)

義は縁起がよく、金運にも恵まれるといった吉兆を表す。

  •  大吉 すべてが順調に進む
  •  財旺 財産を生み出す
  •  益利 少ない投資で大きな利益を得る
  •  天庫 お金が貯まる

官 (吉)

官は社会地位や名声を得られるといった吉兆を表す。

  •  富貴 名誉と財産を得る
  •  進寶 くじ運が強く突発的な財産を得る
  •  横財 苦労せずに思わぬ財産が入る
  •  順科 試験で優秀な成績を得る

死 (凶)

死は思わぬ死傷があるといった凶兆を表す。

  •  離郷 故郷を追いやられる
  •  死別 家族と死に別れる
  •  退丁 家族が病気になる
  •  失財 常に財産を失う

興 (吉)

興は運気が盛んなことを表す吉兆。

  •  登科 面接などの試験に合格する
  •  貴子 子孫繁栄、高貴な子を授かる
  •  添丁 一家安泰、健康運が上昇する
  •  興旺 健康運、財運ともに恵まれて家族が繁栄する

失 (凶)

失は破産など財産を失うことを表す凶兆です。

  •  孤寡 ひどい病気で家族を失い老後孤独になる
  •  牢執 牢屋に入る
  •  公事 裁判に巻き込まれたり争いが起こる
  •  退財 資産や財産がどんどん減少する

財 (吉)

財は金運、財運に恵まれることを表す吉兆です。

  •  迎福 幸福に恵まれる
  •  六合 富や財を得る
  •  進寶 くじ運が強く突発的な財産を得る
  •  財徳 金運、財運に恵まれる

財布のサイズで吉凶を占う

おすすめの財布は長財布ですが、キャッシュレス化にともなってカードケースや小型の財布も増えています。

クレジットやキャッシュカードなどが 5.4 x 8.6 センチ、壱万円札が 7.6 x 16.0 センチですから、いくら小さな財布でも5.4センチ以上です。

また、大型のチェーンウォレットタイプでも最大30センチまででしょう。

ということで、5.4センチから30センチまでの吉凶を表にしてまとめてみましたので、さきほどご紹介した「丁蘭尺の意味」と照らし合わせてみましょう。

センチメートル 丁蘭尺
5.4 ~ 5.8 病臨
5.9 ~ 6.8 死絶
6.9 ~ 7.7 災至
7.8 ~ 8.7 天徳
8.8 ~ 9.7 喜事
9.8 ~ 10.7 進寶
10.8 ~ 11.6 納福
11.7 ~ 12.6 失脱
12.7 ~ 13.6 官鬼
13.7 ~ 14.6 劫財
14.7 ~ 15.5 無嗣
15.6 ~ 16.5 大吉
16.6 ~ 17.5 財旺
17.6 ~ 18.5 益利
18.6 ~ 19.4 天庫
19.5 ~ 20.4 富貴
20.5 ~ 21.4 進寶
21.5 ~ 22.4 横財
22.5 ~ 23.3 順科
23.4 ~ 24.3 離郷
24.4 ~ 25.3 死別
25.4 ~ 26.3 退丁
26.4 ~ 27.2 失財
27.3 ~ 28.2 登科
28.3 ~ 29.2 貴子
29.3 ~ 30.0 添丁

照らし合わせてみると、あまり小さな財布は金運に恵まれませんね。

5.4 ~ 7.7㎝はトラブルや災難、病気を暗示する数字なので避けたいものです。

また、絶対避けたいサイズは 11.7 ~ 15.5㎝の財布。

お金が入ってもすぐに無くしやすいとか、失ったら次が入って来ない、加えて金銭トラブルの危険性も暗示していますね。

二つ折り財布は、このあたりの寸法が多く、幅は吉でも長さが凶となることがあるので注意が必要です。

以上のことから、おすすめのサイズは幅 7.8 ~ 11.6㎝、長さ 15.6 ~ 23.3㎝とわかります。

やはりここでも長財布が金運アップに有利な条件を満たしています。

これらの大きさの財布は「お金が貯まる」「お金がどんどん入ってくる」「くじ運アップ」などの意味を持っています。

その他にも「苦労せずに思わぬ財産が入る」と言われる 21.5 ~ 22.4㎝、横財にあたる財布も良いですね。

こう考えると、サイズも無視できない重要な要素だとおわかりですね。

今まで財布はサイズの善し悪しなど深く考えずに購入していた人が多いと思いますが、今後は購入するとき、お店に定規を持って行く必要がありそうですね。

このサイトでは「金運アップおすすめの財布」をご紹介するときはサイズも記載しています。

メーカーからの情報ですので多少の誤差はあるかもしれませんが、参考にしていただけると幸いです。

開運財布の吉凶を調査してみる

開運財布前述のデータをもとに、一番売れている財布のサイズを調査してみました。

ネット通販で女性に一番人気の財布は長財布で、幅11cm x 長さ19cmサイズで、幅と長さはおすすめサイズに収まっています。

男性に売れている財布も幅10cm x 長さ19㎝サイズなので金運に問題のある数字は出てきません。

ちなみに一般的な財布のサイズよりちょっと大きくはなりますが、22㎝は金運アップのポイントとなる数字なのでバッグからの出し入れの難しさなどを別にすれば良いサイズの財布です。

27㎝や53㎝は散財を表すので、避けたほうがよい数字となります。

まあ、53㎝の財布は大きすぎて使いにくいし、目立ちますからあえて使う人はいないと思われます。

その前にこのサイズのお財布が存在するのかも不明ですが。

財布のサイズで吉凶を占う|金運アップと散財に関わる風水尺 まとめ

色が気に入ったから、手触りが好きだから…などという理由でお財布を選ぶ方は多いでしょう。

財布の色ばかり気にしている方が多いように感じますが、実は素材が一番重要です。

次に重要なのがサイズです。

だからこそ、その選択肢の中に「サイズ」も考えてみてはいかがでしょう?

せっかく気に入った財布に金運をアップしてくれるというパワーが付いていたら、もっともっと大事に使ってあげることができるのではないでしょうか?

財布選びで一番重要と言われる財布の素材についてはこちら↓の記事で詳しく解説していますので参考にしてみてください。

財布の素材の選び方|職業や目的に合った金運財布を見つける

 

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