今回紹介するのは不動明王です。
背後に劫火をせおい、足を踏ん張り、はっしとこちらを見据える姿は、何も知らない幼い子どもが見たら泣き出してしまうかも知れない恐ろしいものだと思われます。
しかし、不動明王はそんな一面だけではありません。
強い外見は見かけだけではないのです。
人間がぶつかる肉体的、精神的障害を排除してくれるという強さも持ち合わせている神様なのです。
不動明王とは?
インド名【アチャラナータ】。
密教の五大明王の一人で、代表的な明王。
知名度はバツグン。
それが不動明王です。
不動明王と聞いたら【恐ろしい表情をした像】を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
メラメラと激しく燃え上がる炎を背に、右手には宝剣を握り、岩の上に立っている…
それが不動明王と聞いて多くの人が思い浮かべる姿ですね。
明王と名の付いている仏様は似たようなスタイルをしているのです。
髪を逆立て、武器を持って怒りの表情という、恐ろしい姿をしています。
明王とはもともと大日如来(あめのみなかぬし)の仮の姿の一つと言われ、優しい言葉で説いても仏の教えを理解できない人々のために、逆に恐ろしい形相と武器を持って正しい道に導いてくれる仏様のことを指しているのです。
「アメとムチ」を使い分けて、仏の教えを人々に広めようとしていたんですね。
不動明王の御利益?
まず恐ろしい姿から連想されるように戦いには強いと思われますね。
ということで、【怨敵調伏】は言うまでもなく【勝負必勝】も当然のなりゆきでしょう。
そしてなぜか【立身出世】と【商売繁盛】にも協力してくれると思われています。
うーん、仕事上のライバルや商売敵を叩きのめすことが、必然的にそういうことにつながるということなんでしょうか?
あらゆる障害を打ち砕く
人が死ぬと六つの世界を順番に輪廻していくと思われています。
その六つの世界とは、お寺にある地獄絵で有名な【地獄】から始まり、【餓鬼道】【畜生道】【修羅道】【人間道】そして最終的には【天界】へと赴くと言われています。
この六つの世界を巡るうちに悩みや執着に捕われるということも、当然のようにあるでしょう。
人間がそんな苦しみに囚われているときに救いとなってくれるのが、そう不動明王なのです。
人が直面したあらゆる障害を打ち砕いて、人の迷いや悩み、欲望などを断ち切って、進むべき道を示してくれると言われているのです。
また、不動明王の真言を唱えると絶大な効験があると信じられています。
俗事だけでなく全てのことに効果があると言われていますが、特に霊験あらたかなのは【怨敵調伏】【勝負必勝】【立身出世】【商売繁盛】などということで、さすがは戦いにも強い神ならではと言えると思います。
不動明王の真言
効果を導くための真言は
「ノウマク サンマンダ バザラダン センダ マカロシャダ ソワタヤ ウンタラタ カンマン」
と言います。
筆者の私訳ですが【世界の全てに存在される仏様をあがめ奉ります。非常に強い大忿怒尊(不動明王)様、あらゆる障害を砕破してください。怒ってください。我々に害するものを粉砕してください】という意味です。
簡単に言うと《勝負や出世、商売繁盛》など、現世利益に関係する多くの分野に効果があると信じられているのです。
ある意味人間的な神様とも言えるようですね。
不動明王~あらゆる障害を打ち砕く勝負、出世、商売繁盛の神~ まとめ
恐ろしい姿の不動明王ですが、人間の卑近な願いに霊験があるということで、案外人間に親しい神様なんですね。
そう言えば日本各地にある『不動の滝』も出世など現世利益に効果があると信仰する人が多いのは、不動明王にちなんでいるからかもと思います。
まあ、不動明王が背負ってるのは炎なので、滝=水とは反対なんですが、折り合いを付けるところが日本人らしい気がしませんか?
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