3月12日は「財布の日」です。
意外に知らない人もいるかもしれませんが、わりと街中で広告をみることがあります。
上の画像は、マルイグループのバナーです。
みなさんもこんな広告を街でみたことがありませんか?
3月12日が財布の日と聞いてみなさんもピンときたでしょう!
財布の日
もうおわかりですよね。
「3月12日」→「312」→「さいふ」
という語呂合わせです。
「なぁ~んだ」と思われるかもしれませんが、大抵の記念日というのは語呂合わせで制定されているものがほとんどです。
財布の日の由来
財布の日とは、カバンや財布を取り扱う名古屋のエリット株式会社が2012年より、主に百貨店の売り場活性化をねらって行われた取り組みでした。
エリット株式会社は一般社団法人日本ハンドバッグ協会に所属していることから、同協会でPRが行われています。
また、○○記念日というのは「日本記念日協会」で登録することができます。
この日本記念日協会のウェブサイトをみてみると「サイフの日」は、スタイル株式会社が制定したと記載されています。
スタイル株式会社は、エリット株式会社同様のカバンやサイフを取り扱う会社です。
財布の日が盛り上がらなかった理由とは?
先ほど紹介したように、財布の日を制定したのは「エリット」、日本記念日協会に登録したのは「スタイル」という会社です。
なぜ、取り組みを開始したエリットが登録しなかったのでしょうか?
2012年より「財布の日」のPR活動を行い、カバンや財布の買い替えを活性化させようと尽力したエリット株式会社は、その活動もむなしく2014年9月22日付けで破産手続きの開始決定を受け倒産していたのです。
エリット株式会社の負債総額は約26億円といわれています。
この頃、景気が低迷していたこともあり、高級品の販売減でブランドカバンや財布の売上が落ち込んでいたことも事実です。
この売り上げ減を取り戻そうという提案で「財布の日」を制定したことは容易に想像がつきます。
また、「3月12日は財布の日」とカバン卸業者がPRしたところで、我々一般から見てみれば、「どうせカバンや財布業界の陰謀だろう」と見向きもしなかったので、イマイチ盛り上がらなかったといえるのではないでしょうか。
しかし、盛り上がりに欠けた「財布の日」ですが、エリットの倒産以降徐々に盛り上がりをみせます。
なぜ、今になって盛り上がりをみせたのか?
それは「財布の日」が時期的に良いという根本的な理由がありました。
エリットもそれを見越してのPR活動だったのですが、残念です。
3月12日は時期的に良い
財布の日が語呂合わせによるものだということはお伝えしましたが、この3月12日というのは財布の販売を促進するのに時期的にも良いのです。
3月といえば「春」ですが、「春財布」が注目されているように、春に財布を購入すると縁起が良いとされています。
これも「さいふ」と同様に
「春」→「張る」→「張る財布」→「春にお金でパンパンに張る財布」
という語呂合わせからきていますが、それだけではありません。
風水的にも「春」は金運に良い季節とされていますので、風水師も春財布を購入することをすすめています。
財布の日が盛り上がらなかった理由~3月12日はとても良い時期~まとめ
現在のように「財布の日」が制定される以前から春に財布を買い換えるというのは定番でした。
春は新年度、そして進学、入学の時期です。
また、新学期が始まり、就職や転職される方も多い時期です。
この時期に心機一転、財布を買い換えるという方が多いのもうなずけますし、進学や入学、転職祝いに財布をプレゼントされる方も多く、とても良い時期なのではないでしょうか。
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