だるま

ころんとした丸い体に、太い眉と髭がシンボルの達磨は、祈願成就につきものの縁起物です。

基本的に赤いものが有名ですが、達磨の色は一つだけではありません。

紅白の対となる白い達磨や、青、金といったカラフルなバリエーションがあります。

そんな達磨の伝説と、金運アップの効果についてまとめてみました。

 

達磨の伝説とは

達磨大師縁起物でおなじみの達磨には、モデルとなった実在の人物がいます。

禅宗の開祖として、5世紀の後半から6世紀の前半にかけて布教にはげんだ、達磨大師という僧侶です。

南インド出身の王子で、出家したのちに中国へわたり、150歳という年齢で亡くなったと伝えられています。

達磨大師の姿を描いた「達磨絵図」では、赤い衣にくるまり、座禅を組んだ髭の男性が描かれています。

中国で9年間、洞窟の壁に向かって座禅修行をしていたときの姿だと言われています。

このときの様子を模した縁起物が、「ダルマ」です。

座禅修行は、想像を絶する厳しいものであったため、手足がなくなってしまったという説もあります。

実際の「ダルマ」も手足のない丸い姿ですが、赤い衣の下に隠された手足を、デフォルメしただけだという説が有力です。

 

達磨のご利益と色の関係

色だるま達磨は、倒して倒しても、必ず起き上がってきますね。

何度失敗しても挫けない心を象徴しています。

また、目玉が入れられていないことも特徴です。

祈願をする際に片方に目玉を描き、成就した暁には残りの片方にも目玉が入れられます。

選挙などで、よく目にすることがありますね。

基本的に達磨の色は赤ですが、他の色も存在します。

色が異なると、もたらすご利益も違うものになるので、色ごとの意味を確認してみましょう。

赤色のだるま

赤は、古くから魔除けの効果のある色だと信じられてきました。

赤い達磨には、魔除けと活力をもたらす効果があります。

邪気の侵入を祓い、そこにいる人間に活力を与えてくれます。

家内安全や開運を期待するなら、赤を選びましょう。

黒色のだるま

黒い達磨は、「黒字」に通じるパワーを持ちます。

達磨を飾った場所に、金運を引き込み、安定させる効果もあります。

金運アップや、事業繁栄、商売繁盛におすすめの色です。

青色のだるま

おちついたイメージを与える青い達磨には、飾った場所に落ち着きをもたらす効果があります。

緊張感をほぐし、リラックスした雰囲気で活動したい場合におすすめです。

学業や才能の向上といったご利益も期待できます。

白色のだるま

清浄なイメージがある白い達磨には、調和や目標達成をサポートする効果があります。

部活動や道場などで愛用されることが多い達磨です。

他の色の達磨とも調和をとり、効果をアップさせる働きもあるので、いろいろな達磨と飾っておくのも良いですね。

金色のだるま

金は、風水的に最強の金運アップ効果をもたらす色です。

金色の達磨には、飾った場所に金運を引き込み、動かす力があります。

仕事運アップや金運アップを目指すなら、この色ですね。

大きな契約の前や、宝くじの購入前に飾っておくと良いでしょう。

 

地域別の達磨の種類

日本には、「三大だるま市」と呼ばれる祭りがあります。

有名な達磨の生産地である、静岡県の「富士市」、東京都の「調布市」、群馬県の「高崎市」で毎年開催されるものです。

毘沙門天(びしゃもんてん)大祭だるま市

三大だるま市の一つ、静岡県の富士市で2月中旬(旧暦の1月7~9日)ごろに行われる祭りです。

毘沙門天妙法寺で開催され、期間中は、十数万人の観光客と約750店もの露天で賑わいます。

もちろん、大小さまざまな達磨が販売されているので、ぜひ購入しておきたいですね。

静岡県の達磨は「鈴川だるま」と呼ばれるものです。

江戸時代に、鈴川という地区で製紙業が盛んになり、作り始められたものです。

深大寺だるま市

東京都調布市で、3月3日と4日に開かれるのは「深大寺だるま市」です。

浅草寺についで歴史のある深大寺で、江戸中期から300年以上にわたって行われてきた祭りとなっています。

深大寺の達磨は、願掛けのときに、左目に「阿(あ)」の梵字を入れ、成就した暁には右目に「吽(うん)」という梵字を入れることが特徴です。

見どころは、境内を埋め尽くす達磨と、「お練り行列」と呼ばれる行列です。

金襴七条袈裟(きんらんしちじょうげさ)に身を包んだ高僧が、練り歩く様子は、なかなか珍しいのではないでしょうか。

高崎だるま市

高崎だるま市三大だるま市の最後の一つは、群馬県の高崎市で行われる「少林山七草大祭だるめ市」です。

正月明けの1月6日と7日に、夜通し開催される祭りです。

高崎だるまの特徴は、鶴と亀を模した眉毛と口髭の描き方です。

縁起物を重ねているため、福だるまとも、縁起だるまとも呼ばれます。

日本全国の達磨シェアの約8割を誇る、最大の生産地で行われる祭りらしく、20万人以上の人で賑わう光景は見ものです。

 

達磨(だるま)~語り継がれた伝説と金運アップの縁起物~ まとめ

達磨は色によって、さまざまなご利益をもたらします。

金運アップを期待する方は、黒か金の達磨を飾ると良いでしょう。

他の達磨の効果をアップさせるという、白も忘れてはいけませんね。

達磨大師をモデルとした達磨に、金運を引き寄せてもらいましょう。