気を強化する財布選び

財布の色を選ぶときには五行説を用います。

相性の良い色を選べば、その五行のひとつが持っている気の力が強くなって良い影響が表れるとされています。
逆に、相性の良くない色を選んでしまうと気の力がうまく出なくなるので、悪い影響を受けるということもあるのです。

風水では「○○の方角には、○○色のものを置く」というように「色」と「方角」が必ずと言って良いほどセットで提案されるでしょう。
これは風水が家相学を基にしているからです。
風水は土地や家などの動かないものに対して行う占術と言えばわかりやすいかもしれません。
財布のように「持ち歩くもの」は五行説を用いるのが正しいと言えます。

ただ、五行の関係について意外と一方向のみ知っているという方が多いようです。
実は五行には双方向の関係性があるので、ここではその関係性と色の意味についてご紹介したいと思います。
また最後の項目で、あなたの職種や目標によって変わる財布の色の選び方について詳しく解説していますのでどうぞ参考にしてください。

財布の色を選ぶ|色の意味から強化したい気の色の選び方を知る

財布の色を選ぶときに用いられる五行説とは、古代中国で生まれた自然哲学の思想のひとつで「この世の万物は木・火・土・金・水の5種類の元素から成りたっている」という考えです。
そして、その5元素は互いに影響を与え合って天地万物が変化し、循環しているという考えにつながっていきます。
その後、五行説は陰陽道と結びつき、「陰陽五行説」として受け継がれてきました。

風水や四柱推命の起源にもなった陰陽五行説は、様々な形で現在の社会にまで影響を与えています。

五行説の基本

例をあげてわかりやすく解説してみましょう。

五行の《五》は「木」「火」「土」「金」「水」の五元素(五気)を表しています。
そして五行の《行》は「動くこと」「廻ること」「作用すること」を意味しているのです。

例)木行を例にしてみます

木はまさに「樹木」そのものを表します。
ここから転じて木材から作られているもの、例えばタンスや机、お盆などは「木行」に分類されます。
また、樹木は緑の葉っぱをつけて成長しますよね。
花をつける樹木もあります。
これらをまとめて植物や花も「木行」に分類されます。
「火」「土」「金」「水」についても同じように考えていくと、わかりやすいのではないでしょうか。

同時にいくつかの五行をもつ

でも、すべてのものがひとつの元素で成り立っているわけではありません。
例えば鉛筆は木製なので木行ですが、芯は鉛製なので金行ということになります。
こういった場合は、同時にいくつかの元素を持つことになります。

以下、よく使う五行の分類を表にしていますので参考にしてください。

木行 火行 土行 金行 水行
青(緑)
季節 土用
時刻
感情

陰と陽の存在

さらに、それぞれの元素には「陰」と「陽」の二つの性質を持ち合わせます。

陰と陽は「陰のみ」あるいは「陽のみ」になることはありません。
どちらにも振り切ることがなく、常にバランスを保っています。

例)木行を例にしてみます

成長過程にある若木を思い浮かべてください。
太陽に向かってスクスクと枝を伸ばし、葉を繁らせていく様子を想像してみると、「明るい」=「陽」のイメージが浮かぶと思います。
ですから、若木は「陽の気が盛ん」と言い表します。
一方、枯れた木や花、それを使ったドライフラワーなどは、既に生命を失ったものなので「陰の気が盛ん」と言えます。

誤解されがちな陰陽

陰陽は十干十二支においても「癸(みずのと:水の弟【陰】)」のような誤解を招く表現が多々あります。
風水や算命学のような占術でも「木の陰」とか「金の陽」といった表現がされているため、間違った意味でとらえている方は少なくありません。

陰と陽について詳しくは陰陽道の記事でご紹介したいと思っていますので、少々おまちください。

さて、基本的なことはこれくらいにしておいて、次にそれぞれの気を表す色を紹介してみましょう。

木行《木の気》を表す財布の色の意味と効果

木の気

青色の意味

青から連想するのは、水、空、海でしょうか。

感覚的には「静かさ」「落ち着き」というイメージです。

また「冷静沈着」を表す知性の色でもあります。

悩んだり、不安を感じたり、迷ったり、決断力が欲しい時、冷静になりたい時などには、青が効力を発揮してくれるのです。

明るい青には解放感や希望、積極性が感じられますが、濃紺や深い青には静寂、浄化、集中、落ち込み、悲しみ、メランコリーなど、人間の内面に向かう性質があるそうです。

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緑色の意味

緑は自然の色ですから、木行を表します。

「東~南東」の方角にあたります。

全ての色の中で、癒しの効果が一番強く、ストレスを和らげ、パソコンなどで疲れた目などを落ち着かせてくれます。

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火行《火の気》を表す財布の色の意味と効果

火の気

赤色の意味

火や情熱を象徴する「赤」

赤は風水では一番強い力を持っている色になります。

また、生命の高揚感を表す色でもあります。

元気になりたいとき、積極的に行動したいとき、ハイテンションな気分になりたい時などにパワーをくれる色なんです。

何か新しいことに「チャレンジ」するとき、手助けになってくれる色です。

ただし、赤はエネルギーが不足している人にはもってこいの色ですが、もともとパワフルな人には逆効果になることがありますから、気をつけてくださいね。

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オレンジ色の意味

赤と同じ「火」の気を表すオレンジ色ですが、赤とはちょっと違ってとても穏やかな気とされています。

オレンジは「太陽の象徴」で、快活、陽気、楽しさ、社交家の色で、積極性を表します。

赤のエネルギーと、黄色の軽快さを併せ持つ色がオレンジ色なのです。

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紫色の意味

意外に感じられるかも知れませんが、紫やラベンダー色は赤などと同じ「火」の気を表す色です。

しかし赤とは違って、もっと落ち着いてスタイリッシュな印象を感じさせる色です。

方角も「南」を示しますが、赤が「情熱」なのに対して紫は「知性、上品、お洒落、風格、芸術性」といった感情的要素を持ち合わせています。

情熱を燃やすのが赤なら、紫はセンスを研ぎ澄ませる効果があると言えるでしょう。

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土行《土の気》を表す財布の色の意味と効果

土の気

黄色の意味

黄色はその色のとおり、強い土行を表しています。

また、将来の希望やロマンを示しています。

黄色や金色を取り入れると金運アップには近道になります。

「楽しさ」「ときめき」というポジティブな意味合いも持っていますので、ワクワクする生活を望む場合にもこの色を使うと良いとされます。

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茶色の意味

茶色はもともと土の色ですね。

子どもが絵を描くと、土を茶色に染めることが多いのは、土=茶色というイメージが強いからでしょう。

そのとおり土や大地の象徴の色で、万物を生成する土性の色です。

生命を生み、育む母なる大地を象徴し、「清濁合わせ呑む」どっしりとした安定感を感じさせる色です。

茶色の服を身につけると他の人に「信頼できる落ち着いた人間」というイメージを与え、ゆったりとして堂々と振舞えるようになります。

サラリーマンの背広に茶色が多いのはこのせいかも知れませんね。

また正直で誠実な性格をも表すと言われています。

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金色の意味

ゴールドも黄色と同じ土行を表しますが、黄色よりはずっと強い気を持った色です。

存在感ある輝きを放ちますから、やはり黄色とは違いますよね。

ただし、力が強いので、室内に置いてある金のものが曇ったり、くすんだり、色あせたりすると、金運にも影響するとまで言われています。

また、金色といえばキラキラ輝いてますね。

キラキラする時間と言ったら、恋愛を連想されることが多いと思いますが、もちろん金色は恋愛にも良い影響を与えると思われます。

見るからにゴージャスですから、そのように華々しく、またロマンチックに生きたい人には必要不可欠な色と言えるでしょう。

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金行《金の気》を表す財布の色の意味と効果

金の気

白色の意味

黒が全ての色を吸収してしまうなら、対極の白は全ての光を返してくれる色であり、全ての色を含む「光そのもの」でもあります。

白には純粋なイメージがありますが、全くのゼロではなく、様々な思いや感情を含んだ色でもあり、どこにも偏りのない無限の色と言って良いでしょう。

一般的には純粋、清潔、潔癖、 無邪気などを表します。

また「敬意と憧れ」のイメージを持った色でもあります。

講演会の演壇の飾り花に白い胡蝶蘭などが多いのは、このためでしょうか?

白色の財布で運気を変える?借金に効果あり~浄化と金運~

銀色の意味

シルバーもまた「金」の気を表し、方角も「西」を表します。

ただし、ゴールドとは少し違って、才能や表現力などを開花させてくれる働きをもたらすと言われています。

ゴールドと組み合わせて使うと、金銀両方のバランスが整って、より金運アップにつながります。

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水行《水の気》を表す財布の色の意味と効果

水の気

黒色の意味

陰陽五行説によると黒は「水性」を表します。

「黒」はあらゆる色の波長を吸収してしまうので、「光のない色」則ち「黒」になるのです。

全ての色を混ぜ合わせると黒になりますね。

全ての色の要素をあわせ持つ黒は、同時に全ての意味合いをも含む色なのです。

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財布選びであなたが強めたい気はどれ?

気を強化するサラリーマン、OLや自営業を始めたばかりの人なら生み、育てる「土行」を強化すると良いでしょう。
商売がうまく行っている経営者&自営業者ならお金の流れを良くする「水行」を強めるのがおすすめ。
今よりもっと売上アップを望む経営者&自営業者なら、金運上昇につながる「金行」を強化するべきです。

と例を挙げましたが、これらはあくまでも一般論。
本当に自分の金運をアップさせたいと切望されるのであれば、色々な条件(例えば自分の納音五行やその年の星回りなど)を考え合わせて色を選ぶのがベストと言えます。
そうなると、個人差というものはどうしたって出てきます。
それもちゃんと考えた上で、財布の色を選んで下さい。

  • お金を増やしたいなら黒色ですが、女性は柔らかさを感じさせるピンクがいいでしょう。
  • 収入を増やしたいなら青色の財布です。お金を生む力があります。
  • 貯蓄を増やしたいなら茶色ワインレッド(赤茶色)、ベージュやキャメルなどの色を選びましょう。
  • お金の循環を良くしたい(金回りを良くする)なら、シャンパンゴールドパステルイエローアイボリーなどの薄い色が効き目アリですよ。
  • 借金はないけど、なんとなく金運が悪いので、現状を何とかしたいと思うなら、古来より貴人の色とされているパープルを選びましょう。
  • 借金を減らしたいなら、なんと言っても白色の財布がベストです。
  • サラリーマンやOL、駆け出しの自営業者なら茶系色の財布。
  • 心機一転、新しいことにチャレンジしたいならオレンジの財布を選びましょう。
  • 仕事のトラブルを避けつつ、着実な成果を出したいならグレーの財布がベストです。
  • 商売がうまく行っている経営者や自営業の方なら黒色の財布で富を守りましょう。
  • クリエイターで才能を発揮したいという方は銀色の財布でチャンスを掴みましょう。
  • もっと売上を上げたい経営者や自営業の方なら、男性はワインレッド(赤茶色)で女性はシャンパンゴールドが良いと思われます。

ここで3番目と12番目を読み合わせて「ワインレッドは、貯蓄を増やす色でしょ?」と疑問に思った方もいらっしゃるのではないかと思います。
ワインレッド(赤茶色)の財布は金運を生み出すパワーが強く、男性が持つと格別に幸運な財布とされているので、あえて紹介してみました。
とは言っても「赤い財布を使うと赤字になるから、止めた方がいい」と忠告された人もたくさんいると思います。
ワインレッドも赤に含まれるんではないかと思うのですが、五行では色快調や他の色と混ざり合うことで違う意味をもつこともあるので、それぞれの色が持っているパワーをうまく引き出してください。

財布の色を選ぶ まとめ

それぞれの人によって望むものは違うでしょうし、もちろん男女や年齢によっても良い色が異なることは理解していただけたと思います。

紹介して来たとおり、たくさんの選択肢がありますが、この記事を読み終わったアナタは何色をチョイスしますか?

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