【納音占い】壁上土

壁上土とは、壁に塗った土を表しています。
熱く塗り固められた堅固な土の壁は、不動の精神力と情の厚さを意味します。
つまり、壁上土の人は、人情味があり、他人のために自らのことをかえりみず尽くす傾向があります。

【納音占い】壁上土の特徴

人類は古代から洞穴などの壁に囲まれた場所で生活していました。
文明が開花してからは、外に壁を作って暮らすようになります。
これが家です。
よく衣食住といいますが、人の生活に欠かせないもののひとつが住居、すなわち壁です。

壁上土の性格

このように、いつも人のためになってきた壁ですから、壁上土の人は、体を張って人に尽くすといった特徴があります。
壁上土は、責任感が強く、類まれなる精神力で、風雨や災害から人を守ることから、周囲の人にとっては頼もしい存在で、人気者になることもありますが、良いことばかりではありません。
逆に言えば、堅固なあまりに柔軟性に欠けるところがあるのです。
また、自分の壁の中には絶対に人を入れません。

土行の性質をもつ壁上土

五行では土行にあたる壁上土ですが、土行の本質である「生むちから」も人のためにつかってしまいがちです。
壁上土の人は、他人のためなら、いくらでもちからがみなぎるのですが、ついつい自分のことを忘れてしまいます。

壁上土の成功ポイント

壁上土の人の成功ポイントは「柔軟性」です。
いくら精神力が強い壁上土でもカラカラに乾いてしまっては、そのちからを発揮できません。
他人を守る壁上土ですが、自分の壁の中には人を入れず、困ったときに人に頼るのが苦手です。
ときには潤いを得ることも大切ですから、少し心を柔軟にして、他人に頼ってみてはいかがでしょうか。
柔軟性を持つことで、余裕が生まれ、心の潤いを取り戻すことで土行の本質である「生むちから」が開花します。
壁上土の人は、責任感が強く他人のことばかりですが、自分を大切にすることも忘れてはいけません。
堅固な壁もボロボロになってしまっては、なんの役にも立ちませんから。