吉日といえば、大安のようにメジャーなものが思い浮かびますが、「鬼宿日」という吉日もあることをご存知でしょうか。
「鬼」という文字を使用するため、本当に縁起の良い日なのか疑ってしまうかもしれませんが、じつは宿曜占星術における最大の吉日となっています。
宿曜占星術と鬼宿日
日本には、インドから伝わった占星術を基本にして誕生した、宿曜占星術というものが存在します。
インドでは天球の動きを7つの宿(星座)に振り分けたもので占いを行っていました。
その方法が、仏教の経典とともに中国へ渡り、「宿曜経」という形で日本に伝来し、のちに「七曜」と呼ばれるようになりました。
空海がもたらしたと言われている経典ですね。
「七曜」は、現在の曜日の語源ともなったものです。
空海が広めた「七曜」をさらに4つの方位に分け、それぞれに7つずつの宿(星座)を振り分けたものが二十八宿です。
鬼宿日(きしゅくにち)は、南の方位を守る朱雀に属する宿で、二十八宿のなかでも最大の吉日です。
最も縁起の良い7つの日柄を集めた、「七個の善日」にも含まれているほどです。
鬼宿日が大吉日となる理由
鬼宿日の名前の由来には、「鬼が宿にこもる日」という意味がこめられています。
鬼は災いをもたらすものですが、宿の外に出ないのであれば、悪いことは起こりようがありませんね。
災いの元となる鬼がいないため、大吉日とされているのです。
また、旧暦におけるお釈迦様の誕生日も、鬼宿日であったという説があります。
お釈迦様が教える仏教は、インドが発祥です。
宿曜占星術は、インドから仏教を通じて伝わったため、鬼宿日が大吉日となるのも当然の流れのような気がします。
鬼宿日における吉凶は
鬼宿日は、災いをもたらす鬼が出歩かないため、何を行っても大吉となります。
しかし、なぜか婚礼関係だけは、一切NG!
結婚式はもちろんのこと、婚姻届の提出、お披露目のパーティー、結納にいたるまで控えたほうが良いとされています。
婚礼にまつわることは他の吉日に行うことにして、開業や習い事など、新しいことを始める日として活用しましょう。
何を始めても、きっと運気が上昇しますよ。
鬼宿日の選日法
二十八宿は、28日という周期の中で、月が星座に宿りながら一巡すると考えられています。
1ヶ月の周期が28日であった旧暦では、1ヶ月に1度という頻度で、鬼宿日が巡ってきていました。
鬼宿日の選日法は、28日を基準に、日が巡るのを繰り返すのが基本です。
現在のカレンダーでは、サイクルは若干不規則になっていますが、それでもほぼ1ヶ月に1度であることに変わりはありません。
また、1年に1回ほどは、鬼宿日が2度巡ってくる、お得な月が存在します。
鬼宿日|釈迦が生まれた大吉日とは まとめ
婚礼関係以外、どんな事柄でも大吉となる鬼宿日は、金運アップにも適しています。
1ヶ月に1度のチャンスを逃さないように、注意しておきましょう。
2度巡ってくる月は、さらに縁起がよくなりそうな感じがしますね。
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