【納音占い】屋上土

屋上土とは、家屋の上にある土、つまり屋根瓦の下の土などを表しています。
この土は太陽にさらされ乾ききっていますので、土のもつ暖かい包容力は期待できません。
風雨にさらされ過酷な状況でもびくともしないことから強い忍耐力の持ち主であるという特徴があります。

【納音占い】屋上土の特徴

いまでは耐震性能などの影響から、あまり見られなくなった日本家屋の屋根瓦の土ですが、実はデメリットばかりではありませんでした。
この土は、瓦と家のちょうど間で中和してくれるので、あるのとないのとでは家の住み心地がかなり変わってきます。
夏は太陽の日差しによる熱を遮断し、冬は冷たい外気から守ってくれます。
周囲にどのような変化があろうとも決して動じない姿は余裕すら感じます。
これは、表に感情を出さず、何事も理性的に捉えて対処できる冷静さがあるといえます。
厳しい状況下でも一見、マイペースでのんびり屋、良く言えば優雅に見える、何でもこなせそうと思われる傾向にあります。
どんなに過酷な状況下でも忍耐強く、周囲によりよい環境をて供してくれる、そんな特徴を持つのがこの屋上土の人です。

【納音占い】屋上土は土行の性質を持つ

屋上土は、土行にあたりますが、土行の本質である「生むちから」はありますが、「大地の母」のような愛情や包容力には欠けています。
常に天日にさらされている屋上土は、生命を養うことができないほど乾ききっており、物質的な面での成果は期待できないのです。
また、理性的に考えすぎるゆえに合理的になりすぎて、考えを押し付けてしまったり、愛情面でもうまく感情を表に出せない傾向があります。

【納音占い】屋上土の成功ポイント

屋上土の人の成功ポイントは、精神と知性です。
枯れきって物質面では成功を期待できない屋上土ですが、それは精神面と知性に偏っているからです。
持ち味である忍耐力により、じっくり冷静に考えることのできる屋上土は、知的方面が著しく発達しています。
物質的には乾いているとはいえ、精神的には土行の「生むちから」は持っていますから、発達した知性的な分野をさらに伸ばすことで成功します。

また愛情面では物質的な表現はやめて、思い切って情熱的になるなど、その精神力に活力をあたえてみてはいかがでしょうか。
そうすることで、愛情を伝えることができるでしょう。