四神

神話やファンタジーに興味がある方はよくご存知かも知れません。

「四神(しじん)」という言葉をご存じですか?

実は日本でも昔からこの考えを参考にしていたことがあるのです。

受験勉強などで「鳴くよウグイス平安京」などの語呂合わせで記憶した方もいると思いますが、794年桓武天皇の命によって遷都した平安京は四神にふさわしい方位を研究して選ばれた風水都市なのです。

また、昭和48年に発見された奈良県明日香村の高松塚古墳の石室の天井に、極彩色の四神の姿が描かれていたということも有名ですね。

開運パワーも持つ【四神】について、その来歴を含めて紹介したいと思います。

四神とは

まず四神というのは中国から伝わってきたもので、天の四方の方角を司る霊獣とされています。

方角で言うと、東が【青龍】西が【白虎】北が【玄武】南が【朱雀】という割り当てになっています。

四神の他の別名としては【四獣(しじゅう)】や【四象(ししょう)】という名称もあります。

さらに、方位を司って季節を象徴すると同時に星座も割り当てされているので、【星神】という考えもあるようです。

星座の割り当ては天球を十二辰で分割し、さらに十二支に重ね合わせ、配分したものです。

季節だけではなく、人間の体の部位をも司ると言われる四神。

詳しく知ることによって良い運をもたらしてくれるでしょう。

それでは、四神について説明していきましょう。

東の青龍 ~勝負運~

青龍

東の青龍は春を司る霊獣です。

陰陽五行では木を意味し、象徴する色は緑で、1月、2月、3月を司ります。

【青春】というのはここから来ているんですね。

人間の体の臓器では「沈黙の臓器」と呼ばれる人間にとって大切な働きをする肝臓が関係していると言われ、食べ物では酸っぱいものと言われています。

また、天の恵みである雨を降らせ、農作物を豊かに実らせる力を持っていると考えられています。

1年の始まりの時期を司る青龍ですから、非常にパワフルです。

そのパワフルさで運気を好転させて運を開き、金運と富、そして成功をも呼び込むと霊獣として信じられています。

また、龍は日本人だけではなく中国や韓国でも人気ですが、その龍とも関係があるとされ、災いを振り払って自分を守り、幸運をもたらしてくれる聖獣なんですよ。

成功を呼び込むことから、出世や、戦いの勝利をもたらしてくれると思われるのはもちろん、受験生は見事合格を掴むことができると考えられています。

勝負に臨むときには青龍の加護を頼むのがベストですね。

南の朱雀 ~不死のパワー~

朱雀

南の朱雀は夏を司る霊獣です。

陰陽五行では火を意味し、象徴する色は当然のことながら火の色=赤で、旧暦の夏4月、5月、6月を司ります。

夏の別名【朱夏】はこれにちなんでいるそうです。

人間にとって一番大切な臓器=心臓に関係し、食べ物では苦いものが関係していると言われています。

朱雀は想像上の鳥ですが、不死の命を持つと言われています。

不死鳥でもあるこの鳥は、非常に美しいと言われ、五色の羽根を持ち、火を操る鳥として知られているのです。

その強靭な翼で悪霊を追い払い、幸福と家運繁栄をもたらしてくれる他に、汚名挽回、起死回生、再起や、信頼回復など、【再トライ】に力を発揮してくれる頼もしい霊獣です。

何度も諦めずに挑戦する人の願いを叶えて、幸運を授けてくれると言われています。

また社交や人気運にも関係があります。

なので好きな相手の中での自分人気を揚げたい-ということで、恋愛成就のお守りとしても役に立ってくれるとされています。

西の白虎 ~商売繁盛~

白虎

西の白虎は秋を司り、陰陽五行では金を意味し、象徴する色は白で旧暦の秋の季節、7月、8月、9月を司るとされています。

余談ですが、明治、大正の詩人であった北原白秋(『邪宗門』『落葉松』などが有名ですね)のペンネームの由来はここからだと聞いたことがあります。

人間の臓器では呼吸に欠かせない肺、食べ物では辛いものが関係していると言われています。

龍と並んで中国では虎が人気ですが、虎は百獣の王と考えられているのです。

【普通の虎は500年生き抜いて霊力を得ると白虎になる】とずっと信じられてきましたので、白虎は特別な霊獣だけではなく、神と考えられているんです。

また、月の女神の化身でもあり、子宝と安産の神でもあるので、子供や家族を守ってくれると言われています。

どちらかというと、母性的な性格と思われているようですね。

しかし、白虎は優れた行動力を持ち、強いリーダーシップを発揮させてくれるとも信じられているのです。

長生きということから考えられたのでしょうか、末代までもお金に恵まれて、商売繁盛、家運隆盛をもたらしてくれると信じられています。

北の玄武 ~長寿と繁栄~

玄武

北の玄武は冬を司り、陰陽五行では水を意味し、象徴する色は黒です。

旧暦の冬、10月、11月、12月を司ると言われています。

個人的な印象ですが、寒い冬の色が黒というのは、ますます暗く陰鬱な雰囲気になってしまう気がします。

臓器では腎臓に関係し、食べ物では塩辛いものが関係しているとされています。

病気や災難を防ぐ魔除けとして、健康をもたらす神として知られています。

玄武というのは【身を守る甲羅を背負った亀】と、その【亀にまとわりついた蛇】を表しているんです。

要するに亀と蛇が一体化した怪物?が玄武なんですね。

その奇怪な姿から、厳しい状況の中に強い安定感を生み出して運気を切り開いて長寿や繁栄をもたらす霊獣と言われているのです。

また亀と蛇の2体がしっかりと絡まり合っている姿は信頼、絆などを連想させるので、人間関係も良くしてくれると思われています。

「亀は万年」ということわざのとおり、長寿や健康のお守りとして、あるいは人間関係改善の手助けとして使われることが多いのです。

四神~風水都市平安京にみる東西南北を守る霊獣を知ろう~ まとめ

青龍、朱雀、白虎、玄武…

ライトノベルではよく目にする単語だと思いますが(田中芳樹の『創竜伝』にも登場しました)実は古い歴史があって、人間の体にも関係している存在なんですね。

この機会に改めて四神を守り神にしてはいかがでしょうか?

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