わらじ

民芸品や縁起物として【わらじ】を見かけることがあると思いますが、「なぜわらじが縁起物なんだろう?」と思う方もいらっしゃるのではと思います。

【わらじ】はご存じの通り、もともとは履物ですが、縁起物としてもよく用いられるものなんです。

古いことわざで「年上の女房は金の草鞋を履いてでも探せ」といいますが、この意味をご存じの方がどれほどいるでしょうか。

私も知らなかったのですが、掘り下げてみるとご利益についての由来を知ることができました。

わらじを大切にする意味とは

大わらじ【わらじ】を使ったことわざは多々あります。

例えば【二足のわらじを履く】というのは、本職と副業を持っているという状態を意味します。

今では二足のわらじを履くのは、当たり前になっていますが、古くはあまり良い印象ではなかったことがわかります。

「わらじを掛ける」の意味

また【わらじを掛ける】という言葉がありますが、これは客人が来ているという知らせを意味しています。

その客人とは侍だったり、山伏だったり、地方によって様々変わるのですが、基本的には力強い用心棒ということでは共通しているようです。

なぜ、力強い用心棒とわらじが関係しているのかといいますと、このわらじを見ると魔物が、その力を恐れて近寄らないと言われているからです。

一説には掛けられているわらじが大きければ大きいほど、力を持っていると考えられ、魔物が恐れると言われています。

このように【わらじ】は魔除け意味を持ちます。

日本各地に巨大なわらじを奉納する【わらじまつり】があるのは、魔物から身を守るという願いが込められた魔除けの意味をもつからですね。

同様に、お寺の門に掛かっている【わらじ】にも魔除けの意味が込められています。

「足は第二の心臓」の意味

宮城県多賀城市の荒脛巾神社(あらはばきじんじゃ)には【わらじ】が奉納されています。

荒脛巾の「脛(はぎ)」の字は膝からくるぶしの間のことで、足に関係した名前の神社ということは、わらじと関係が深いんですね。

そして【足は第二の心臓】とも言わますが、その足を包むのが【わらじ】ですから、人間にとって大事なものであることは言うまでもありません。

わらじの御利益 年上の女房は金のわらじを履いてでも探せ

わらじよく知られたことわざに【年上の女房は金のわらじを履いてでも探せ】というのがありますね。

子どもの頃は、「金(きん)のわらじで探すなんて、金もかかるし、面倒だし、よくやるなあ」と思っていましたが、調べてみると“きん”ではなく“かね=鉄”の意味だったんです。

さて、ここからは【わらじ】が「なぜ金運と関わりがあるのか?」「なぜ縁起物とされているのか?」についてのお話です。

先ほどお話ししたように、昔は金といえば鉄のことでした。

【鉄のわらじ】という重くて不便なものを履いて探し回るほど苦労しても損は無いという意味です。

また、擦り切れない鉄のわらじを履いて根気強く尋ね回って年上の女房という「得がたいものを得る」ということから【わらじ】は縁起物とされてきたのです。

これにあやかり、自分の仕事を必ず成功させる、または良き伴侶を見つけるときに効果を発揮するとされてきました。

一般的には年上の奥さんというのは、しっかりしているイメージがありますし、信頼できる存在という意味があります。

スポーツ選手の奥さんは、夫の体調管理も大変ですし、姉さん女房が多いのも、この為かもしれませんね。

つまり、わらじは「得がたいものを得る」「仕事を成功させる」ことから金運の縁起物という意味を持つようになったのです。

わらじ|年上の女房は金の草鞋を履いてでも探せ! まとめ

【大きいほど御利益がある】というわらじ。

日本各地でなぜわらじ祭りが広く伝わっているのか、その大切さがわかりました。

またわらじは、縁起物とは知っていましたが、なぜ金運と結びついたのか知るいい機会になりました。

意味を知らないで身につけているものいいですが、意味を知ることで信じるチカラが増します。

この信じるチカラこそ、迷信ではなく本当のご利益につながりますので、わらじを身につける際は「必ずやり遂げる」「得がたいものを得る」という気持ちをもつことが大切です。

迷信を信じる人は成功する|金運と占いの考察結果