
「鶴は千年、亀は万年」という長寿を意味する言葉はご存じかと思います。
昔話の『浦島太郎』にも出てくる亀は、日本だけではなく中国の風水などでも長寿を象徴するめでたい動物として尊重されています。
また、亀の中でも「銭亀」は金運の象徴として広く知られています。
この銭亀が持つご利益は、その独特な六角形の甲羅によるものだったのです。
今回はそんな亀についていろいろと調べてみました。
索引
亀の御利益 「鶴歳千歳、亀歳三千歳」
亀のご利益は「天と地」で表されることがよくあります。
亀の体をよーく見ると、上側の甲羅はまるで天のように丸くカーブしていますね。
逆に下側の甲羅は大地のように平らになっています。
このことから、亀は中国で【背中の上に天地を乗せて運ぶ生き物】とされています。
亀の甲羅が生まれつき球のような丸い形になっている理由には多くの説があるようですが、球状の形は宇宙からのエネルギーをより多く集めやすい形と言われています。
宇宙からのエネルギーを持ち【天地万物を乗せている】亀は、人より長寿であることからも不思議な力があるとされ、古くから大切にされてきました。
そのため、亀は【長寿の象徴】あるいは【夫婦円満の象徴】とされているのです。
亀が長寿であることが広く知られることになった理由は、中国古代の思想書『准南子 ー 説林訓』に「鶴歳千歳、亀歳三千歳」と記されていることが元になっています。
これが日本に入って「鶴は千年亀は万年」と言い換えられたようです。
准南子(えなんじ)は前漢の時代の思想家です。
准南子は、道家思想を中心に儒家・法家・陰陽家の思想を交えて21篇書いており、その17篇に説林訓があります。
こんな時代から亀の神秘的なパワーを貴重としていたとは驚きですね。
おとぎ話の亀 長寿を象徴する吉兆の動物
『浦島太郎』の話では亀は龍宮城のお使いとされていますが、古代中国では仙人が住む不老長寿の地【逢莱山】のお使いとされ、非常にめでたい動物と考えられていました。
前述のように日本でも「亀は万年」と言われ、鶴とともに【長寿を象徴する吉兆の動物】とされ、めでたい生き物として尊ばれています。
甲羅の紋様の六角形は吉兆を表す図形とも考えられていたようです。
亀の六角形の甲羅と吉兆占い
『ウサギとカメ』ではありませんが、亀は動作が鈍いですよね。
しかし、守備が堅いというシンボルとして用いられたり、銭亀という種があることから、金運の御利益があるとも言われているのです。
亀はその甲羅に文字を刻んだり、書いたり、甲羅を火にくべてできるひび割れによって吉凶を占ったりと、人間がこれからの運命を知ろうとするときに、頼る存在でもありました。
日本でも銅鐸などの祭器に亀の図柄が見受けられますから、やはり人間が頼っていたものと思われます。
ただ、銭亀が金運のご利益があるのには、どのような由来があるのでしょうか。
銭亀と金運 六角形の甲羅と金運の象徴
亀といえば龍宮城の使いで、助けてもらったお礼に浦島太郎を海の中に導く案内役ですね。
また『ウサギとカメ』の童話では、歩みはのろいけど、ウサギが休んでいる間にコツコツと前進し、最終的にはちゃっかりウサギよりサキにゴールしてしまうというエピソードを思い出す方も多いでしょう。
でも、背中の甲羅が吉兆を表すということはあまりなじみがないことだと思います。
中国では六角形は神聖な形とされています。
この六角形の甲羅を持つ銭亀は、風水においてまさに神聖な生き物だったのです。
お金の形の甲羅をもつ銭亀
タイトルにもなっている銭亀というのは【イシガメ】の小亀のことです。
これを俗称ゼニガメ(銭亀)と呼びます。
なぜ、銭亀と呼ぶようになったかというと、イシガメの甲羅の模様が、新寛永通宝(1668年以降に鋳造されたもの)の一文銭に似ているからだと言われています。
また小亀の大きさや形が、楕円形の天保通宝(1835年鋳造)の百文銭に似ているからという説もあります。
逆に、亀の甲羅の模様が小判の原型モデルだったとも言われているくらいですから、銭亀とお金との関わりはとても深いのです。
確かに、銭亀が背中にお金を乗せて歩いていると考えれば、金運のご利益がありそうですね。
このように、俗称ですが銭亀という種類の亀が実際にいること、昔の長者(金持ち)は瓶(カメ)に銭を貯め込んで、床の下に隠したことから、「亀と瓶」をかけて【銭亀=金運】というのが広まったようです。
それ以後、現在まで亀は金運の縁起物と考えられているのです。
銭亀|六角形の甲羅は風水の吉兆~!長寿と金運の象徴 まとめ
縁起物、長寿のアイテムとして知られる亀ですが、金運にも効果的だったということがわかりました。
確かに【銭亀】がいたら、その甲羅にお金を乗せて、のしのしと運んでくれそうです。
天のエネルギーを受ける甲羅に、金運も積んで運んで来てくれるよう、銭亀に金運のご利益を願わずにはいられません。
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