安井金比羅宮

京都の縁切り神社というのをご存知でしょうか。

悪縁を断ち切るパワースポットですが、こういった縁を断ち切る神社は全国に数箇所あります。

今回、ご紹介する縁切り神社は、その中でも有名な京都の縁切り神社、安井金比羅宮です。

安井金比羅宮は、東山区に位置し、祇園の繁華街にもほど近いことからご存知のかたも多いと思います。

また、強大なパワースポットとしても有名なので我ら「てっぺんを目指す者」にとっては聖地でもあります。

安井金比羅宮(やすいこんぴらぐう)

創建 元禄8年(1695年)
主祭神 崇徳天皇、大物主神、源頼政
社格 郷社
所在地 京都府京都市東山区東大路松原上ル下弁天町70

「安井のこんぴらさん」などと呼ばれて親しまれている神社ですが、有名なのが「縁切り神社」の異名です。

この京都の縁切り神社は、飛鳥時代に藤原鎌足が創建した「藤寺」が起源とされています。

起源が古く、主祭神が崇徳天皇であることから郷社という高い位の神社です。

安井金比羅宮としては改めて元禄8年に創建されたようです。

手水舎の日陰葛

鳥居をくぐり、参拝するにあたって、まずは手水舎へ。

心身を清めて「縁切り神社」という強大なパワースポットへ足を踏み入れます。

この手水舎には、たくさんの水草が生えています。

水草は、日陰葛(ひかげのかずら)というもので、よく祭事に使われる植物です。

古くは、大嘗祭や新嘗祭にも用いられていたようで、伏見稲荷大社の大山祭でもこの日陰葛が授与されます。

一説では、天照大神がお隠れになった際に、天岩屋戸の前で天宇受売命(アメノウズメ)が日陰葛をまとって踊ったとも言われています。

縁切り神社では、年末から正月にかけて、参拝者に縁起物として授与されています。

水面から顔を出す日陰葛はすごく綺麗で、生き生きとしたパワーを感じますね。

日本三大悪妖怪

崇徳天皇
歌川国芳画 出典:ウィキペディア

本殿には主祭神の崇徳天皇(すとくてんのう)が祀られています。

崇徳天皇ときいて「これは並々ならぬパワースポットだな!」とお気づきになった方は、なかなかのパワースポット通!

「こんぴらさん」といえば普通は大物主神を主祭神として祀っているものです。

しかし、ここ縁切り神社では同時に崇徳天皇も祀られています。

さて崇徳天皇は、わずか3歳7ヶ月で即位した天皇です。

先帝の鳥羽天皇より譲位されましたが、その後、上皇となった鳥羽上皇は美福門院(藤原得子)を寵愛し、その子である体仁親王を即位させようと崇徳天皇に譲位を迫ります。

体仁親王は即位して、近衛天皇となり、これが鳥羽上皇と崇徳天皇の確執へと発展します。

鳥羽上皇が崩御されると、崇徳上皇はクーデターの濡れ衣を着せられ、讃岐へと流刑となりました。

崇徳上皇はこの処遇をひどく恨み、さらには憎しみの強さから音量になって人々に害をもたらしたというのが通説です。

そうです、崇徳天皇(上皇)は「日本三大悪妖怪」としても知られている祟り神なのです。

祟り神を信仰するというのは、よくあることですが、並々ならぬパワーに注意が必要ともされています。

一切の欲や未練を断ち切る

讃岐へ流刑とされた崇徳上皇は、金刀比羅宮に籠もって写経に精を出して、一切の欲や未練を断ち切ったといいます。

このことから、安井金比羅宮は縁切り神社と呼ばれるようになったのです。

縁切り神社は、悪縁を切ることで知られていますが、人間関係だけでなく、禁煙や禁酒、また病気との縁を切るということで参拝される方も大勢います。

そして、ここからが肝心!

悪い金運、いわゆる金毒というやつです。

浪費や借金など金毒に侵されている方は、縁切り神社できっぱり縁を切りましょう。

もう一つは、「悪縁を切り、良縁を結ぶ」というご利益です。

金毒を浄化し、金運をアップさせるパワースポットとして知られているのはこういった理由です。

このパワーを授かれるのが、縁切り神社を象徴する霊石「縁切り縁結び碑」です。

縁切り縁結び碑の参拝方法

形代と呼ばれる願いが書かれた紙でぎっしり覆われた霊石、異様な光景です。

まずは、形代を授与していただきましょう。

お賽銭を納めることで授与していただけます。

この形代に願い事を書いて霊石の前へ向かいます。

霊石は、けっこう大きい石で、中にトンネルがあり、願いを書いた形代を持って表から裏へくぐります。

縁切り神社

次に、グルっと回って裏から表にくぐります。

そして、願い事を書いた形代を霊石に張ります。

 

縁切り神社

一切の欲や未練を断ち切った後に、最大級の欲を得たあなたは、すぐに「てっぺん部」に入部してください(笑)
お待ちしております。

絵馬の道

縁切り神社の参道は別名「絵馬の道」とも呼ばれています。

ご存知の方は、ピンとくると思いますが、ズラッと並んだ絵馬の多さたるや、圧巻です。

他人の絵馬を読むというのもどうかとは思いますが、やはり興味が勝ります。

読んでみると、なかなか凄い内容!

「別れる」「離婚する」などはもちろん、想う相手が「奥さんと離婚してくれますように」とか、さらには「殺してやる」だの「死んでしまえばいい」というような表現もみられます。

絵馬に恨みの文字がぎっしり書かれているのを読むだけで怖かったですよ。

ということでロト6当選を願いながらも、恐怖の絵馬にドン引きしながら縁切り神社をあとにしました。

わたしがなぜ、金運アップの研究をしているかというと、あるきっかけがあったからです。私の友人は、ロト6の攻略をしていました。
ロト6の1等当選確率は600万分の1と言われていますが、数字を自分で選ぶという仕組み上、攻略できるように思えたのでしょう。

しかし、600万分の1っていったら、ほぼ運ですよね。

そこで私が思ったことは「ロト6を攻略するよりも金運を上げたほうが早いのではないか?」ということでした。
そして、金運アップの研究をするうちに、「貧乏には原因と結果がある」ことに気づきます。
これらの原因を追求していくうちに、わたしの心が豊かになり、「金運とはこういうものだったのか」と気づいたのです。

それは「金運アップしてどうするのか?」ということです。

金運アップできる人、できない人、全ては「原因と結果」があるはずです。

わたしは、これをみなさまと一緒に省察していきたいと思い、メルマガを配信することにしました。

開運日カレンダーに十二直、二十八宿、それぞれの吉凶をわかりやすく表示し、簡単に吉凶の判断ができるような新カレンダーを制作しています。