お金と銀行の仕組み

お金の家でもある財布について、選び方や使い方、さらには金運アップの方法などをご紹介してきましたが、現代ではお金の家と呼べるものはもうひとつあります。

それが銀行預金ではないでしょうか。

サラリーマンなら給料は銀行振込されるでしょうし、経営者や個人事業主の取引もまた銀行手形や振り込みというかたちで、銀行に入金されます。

小売業のように現金で取引する業種の方も、自分の持っているお金を全て財布に入れるわけにもいきません。

手元に持っておくお金とは別に、お金を預けておく機関として最も身近なのが銀行です。

 

私たちの生活に切っても切れないのが「お金」です。

現代では、お金を使う場合にも銀行を使うことは多いでしょう。

家賃、住宅ローン、公共料金などの支払いや引き落とし、またクレジットカードでモノを買ったとしても銀行引き落としがされますね。

言い換えれば、銀行は私たちの生活に欠かせないとても身近な金融機関なのです。

 

この最も身近な金融機関である「銀行」の仕組みを理解することは「お金」について学ぶファーストステップとしては良い題材でしょう。

お金の動きや働きを知ることでお金を生み出すことができます。

また、お金の廻りを良くし、結果として金運アップにつなげることもできます。

銀行の仕組み、そしてお金の仕組みを知ることで、どうやって増やすか、はたまた将来のためにどう備えるかが初めて見えてくるでしょう。

お金の家である財布と同様に、どのような銀行を選べば良いか、はたまた投資にすれば良いのか、あなたの考えも変わるかもしれません。

今回は、お金と銀行の仕組みについてお話したいと思います。
私は経済学者ではありませんので、簡単に説明しますね。

 

銀行の役割 ~3つの役割~

銀行さて、「銀行」とは一体何なのでしょう。
私たちの暮らしの中で銀行を利用することを考えてみてください。

  1. 「お金を預ける」
  2. 「お金を支払う」
  3. 「お金を借りる」

ですよね。

まず、ひとつ目の「お金を預ける」ということですが、銀行は預かったお金を安全に保管するという役割があります。
普通預金や定期預金がそれです。

2つ目が「お金を支払う」ということ。
生活に必要な支払いや入金、送金を行う、いわゆる決済機能ですね。
引き落としや振り込みがこれにあたります。
ATMからの出金などもこれですね。

そして、3つ目の「お金を借りる」
これが、銀行の仕組みで一番大切といってもいい役割です。
起業や会社の成長には、必ずお金が必要です。
また、個人にとっても車や住宅ローンなどでお金を借りることもあります。
銀行は、私たちに「お金を融通」してくれるのです。
すなわち、銀行が金融機関といわれる理由です。

 

銀行の事業 ~利息と利子~

貯金銀行の役割でお話した「お金を預ける」、つまり貯金をすると利子が付きますよね。

家の金庫や貯金箱に入れておいても1円も増えませんが、銀行に預けると、金額に応じて年に2回利子が付き、少しずつですがお金が増えます。

銀行にお金を預けると何故お金が増えるのでしょうか。

私たちが銀行に預けたお金は、銀行を通じてお金が足りない人、つまりお金を必要としている会社や個人に貸し出されます。

会社の場合は、借りたお金で新たな工場を作ったり、設備投資して生産力を拡大したり、新商品の開発といった事業を行います。
個人の場合は、車や家を買ったりしますよね。

お金を借りた人や会社は、その御礼として利息をつけて銀行に返します。
次に、銀行はお金を預けた私たちに御礼として利子を支払います。
これが本来の銀行の事業です。

貸した利息(収入)から借りた利子(支出)を差し引いた残りが銀行の利益となるということです。
これは、借りる人や会社が少なくなると、私たちの利子も少なくなることを意味しています。

 

お金の流れ ~黒字主体から赤字主体へ~

融資銀行の事業とは、財布に入り切らずに「お金が余って貯金した人のお金」を「お金が足りない人や会社」に貸すことでしたよね。

金融用語では、お金が余っていることを「黒字主体」、お金が足りないことを「赤字主体」と呼ぶそうです。

銀行だけではなく、他の金融機関も含め、社会全体のお金が「黒字主体」から「赤字主体」に大きく流れています。

黒字主体というのは、個人や個人事業主などがこれに該当します。
個人や個人事業の家計がマイナスになることは殆どないですよね。
得た収入の中から生活しますし、決まった年収や資産がないと大きなお金は借りることができません。

今必要なお金以外は銀行へ預金するのが一般的でしょう。
中にはマイナス資産の方もいますが、国民全体で考えると必ず黒字になるので、黒字主体といいます。

逆に赤字主体というのは、一般企業や政府機関が該当します。
企業は常に競争していますから、新しい設備や技術に投資することで事業を拡大し競争に勝ち残ります。
新商品の開発には莫大なお金が必要ですから、お金が足りないことが普通です。

これに対し、銀行などの金融機関は「事業が成功するか否か」を見極めて企業にお金を貸します。
また、ニュースなどでもご存知でしょうが、政府機関は公共サービスを拡充する必要があるため、常に赤字といってもいいでしょう。

これを簡単に言えば「お金が余っているところから足りないところへお金が流れている」といえます。

私たち個人の所得は、企業や政府に貸し出されているのです。

これは、人体における動脈のような大きな流れと言ってもいいでしょう。

このような大きな流れを銀行は生み出しています。

 

銀行の信用

預金通帳銀行預金を全員が引き出さないのは何故でしょうか。

まず、お金とは何かを考えてみてください。

もし、買い物をするために店に行って、1万円札を出しても「1万円の価値の商品」と交換してもらえなかったらただの紙切れですよね。
1万円札は、日本銀行が発行する証券ですが、「1万円の価値がある」という信用によって成り立っています。

これと同じように銀行は「信用」を生業としているのです。
銀行に預金することで安全に管理してくれるからこそ信用を得れるのです。

もし、銀行に預金しているお金が減るようなことになれば、取り付け騒ぎとなり全員がお金を引き出そうとしますよね。
こうなると銀行は破綻します。

 

信用創造

1万円札銀行の事業で最も大切な金融ですが、中でも最も特徴的であり重要な仕組みでもあるのが信用創造と呼ばれるものです。

普通に考えれば、銀行がお金を貸すと銀行のお金は減りますよね。

しかし、この信用創造は、銀行がお金を貸し出すことによって世の中のお金が増える仕組みなのです。
この信用構造の仕組みを例えで解説してみましょう。

 

まず銀行Aが、起業したいという会社Aに100万円貸したとします。
(銀行Aは-100万円 会社Aは+100万円)会社Aは銀行Bに100万円を預金しました。

次に銀行Bは、その100万円の1%の1万円を預金準備金としてとっておき、設備投資したいという会社Bに99万円を貸しました。
(銀行Bは1万円 会社Bは+99万円)会社Bは99万円をC銀行に預金しました。

銀行Cは、さらに99万円の1%を残し98.1万円が貸し出されます。

というように最初は銀行Aの100万円しかないお金が、会社A 100万円+会社B 99万円=199万円も貸し出されています。

100万円のお金が199万円に増えていますよね。

このように銀行が貸したお金が他銀行に預金されると、その預金をさらに貸し出すという流れにより、元手以上のお金が世の中に流通することになります。
これを信用創造といいます。

この信用創造の仕組みによって、増えたお金を遣って企業が成長することにより経済の好循環が生まれ、活性化するのです。

 

信用創造は諸刃の剣

信用創造信用創造によって貸し出され、世の中に流通するお金は増えますが、貸し出された赤字主体の会社は当然負債を抱えます。
負債は、いつかは返さなくてはなりません。

100万円から199万円に増えたお金を消費することで将来の負債が生まれるということです。

確かに、信用創造で世の中のお金が増え、一時期消費が活性化します。
しかし、これにより景気が上向きにはなりますが、実体経済以上に消費が進むと「バブル経済」となり、負債を返済するという反動が返ってきます。

銀行はこの流れ、すなわち景気をコントロールするほどの大きな力をもっているのです。

お金を借りる際、気になるのは利子ではないでしょうか。
利子が低いと、お金を借りやすくなるため、結果として世の中にお金が溢れ、インフレになります。
逆に利子が高いと、お金を借りようとしないため、世の中に流通するお金が減るのでデフレになります。

この利子は、銀行が決めるわけですが、ある機関に大きく依存して利子を決定しています。
それが中央銀行です。

 

中央銀行の役割

日本銀行中央銀行とは、国の金融システムの中枢となる機関を指します。

簡単に言うと銀行の銀行ですね。
日本の中央銀行は、日本銀行です。
日銀の呼び名で知られていますね。

銀行の銀行ですから、日本銀行は各銀行にお金を貸し出します。
この時、日本銀行の利子が安ければ各銀行の利子も安くすることができますが、逆に高ければ各銀行の利子も高くせざるを得ません。

日本銀行は、この利子率を操作することで、各銀行の利子をコントロールしています。

日本の金融システムの行き着く先は、この日本銀行になるわけですが、私たちが預金したり融資を受けることはできませんので、あくまで経済の中枢として理解していただければよいかと思います。

また、信用創造で世の中のお金を増やしているのですから、この世の殆どのお金は「貸し出されたお金(クレジット)」だということも理解しておきましょう。

GDP世界一の先進国、アメリカに流通するお金の9割がクレジットだと言われています。

 

銀行預金でお金が減る

銀行預金はお金が減るさて、貸した利息(収入)から借りた利子(支出)を差し引いた残りが銀行の利益となるということは説明しましたよね。

これは借りる人や会社が少なくなると、収入が足りませんので、利子を支払えないということです。

しかし、現在の日本ではこの現象が起こっています。

お金を借りる会社が少なくなっているのです。

これを妥当と考えることもできます。
なぜなら、日本のバブル期には、相当の融資先があったので比べてしまうせいかもしれません。
しかし、日銀が「ゼロ金利政策」をしているくらいですから、少なくなっていると考えたほうが妥当でしょう。

お金を借りる会社が少なくなったとはいえ、政府は常に赤字主体です。
銀行は、お金を貸すことで利益を生みますから、企業が借りてくれない場合は政府に貸し付けます。

しかし、政府は公共サービスに投資するわけですから利益を生みません。
ということは政府は利息を支払えないのです。

利息と利子は銀行の事業ですから、当然利息の支払いを求めます。
これを補うのが、税金です。

政府は、僅かな税金を利息に当てて、銀行に返済します。
こうなると、銀行から私たちに支払われる利子は、ごくわずかなものになります。

言い換えれば、銀行に預金するほど、税金を取られる仕組みになっているのです。

銀行預金額は減りませんが、税金徴収により、結果的に私たちのお金が減っていくこととなります。

 

お金は腐る

銀行に預金すると金利に期待はできなくても、お金の価値は常に同じだと思っていませんか?

お金の価値は常に変動しています。

為替は対外的な価値の変動ですが、お金の価値の低下はこれだけではありません。

戦後の日本の貨幣価値と現在の貨幣価値を比べてみましょう。

戦後すぐの1万円は、現在の価値でおよそ150万円と言われています。

日本の戦後からずっと1万円を大切に貯金していても1万円は1万円です。

当時は150万円もの価値があったお金も眠らせておけば1万円のままです。

このことからも「お金は腐る」と言われているのです。

 

それでも銀行に預金する?

投資ここまで読んで、「それでも銀行に預金する」という方は、少ないと思います。

私もこの話を聞いた時には驚きましたから。

しかし、銀行に預金しなかったらどこにお金を預けるのでしょうか。

金庫では、ただお金が眠っているだけで、お金が働きません。
かといって、投資をすればリスクを伴います。
また、収入や支払いなどの決算に銀行のサービスは必要です。
結局、銀行預金は私たちの生活から切り離せないのも事実です。

ただ、定期預金に関してはどうでしょうか。
銀行預金には、普通に出し入れができる普通預金と、定期間の契約となる定期預金があるのはご存知ですよね。

経済が好転している場合は、定期預金をすることで、そのお金を銀行が会社に貸出し、利息が取れるかもしれません。
しかし、現代においては預金の利子は微々たるものです。
これでは、銀行預金をしてもお金が働いてくれませんよね。

10~100万円未満の預金の場合、SBJ銀行(しんきん)定期預金が年利0.350%と高金利ですが、これ以外はどれも似たようなもの。
続くGMOあおぞらネット銀行定期預金の年利は0.030%、3位のイオン銀行定期預金が0.020%と微々たるものですね。

100万円以上になると、SBJ銀行に続きオリックス銀行が0.200%と高金利ですが、これも続く3位のGMOあおぞらネット銀行が0.030%、それ以下は雀の涙程度です。

利息ランキングをみてみると、イオン銀行の普通預金が最高0.150%と他を圧倒しています。
また、銀行よりも信用金庫のほうが年利が高かったりしますが、どれをとってもやはり最高金利はSBJ銀行です。

とはいえ、100万円の定期預金で一番利息の高いSBJ銀行に預けても0.350%ですから年間3,500円の利息しかもらえません。
そこで、普段使わない定期預金にするはずのお金を投資してみようという試みが流行っています。

これは、日銀も推奨しているようで、現在、将来に向けての備えの主流となっています。

この主流となっている投資には、株券、FX、仮想通貨などがありますが、今最も注目を浴びているのがクラウドファンディングです。

 

クラウドファンディングとは

クラウドファンディングとは、様々な事業や不動産、株式などに直接投資するものです。

銀行のように間接的ではなく、直接金融に分類されますが、直接投資するにはかなりの金額が必要です。

しかし、クラウドファンディングは少額の投資家を多く募ることで、企業に多額を貸し付けて利益を得る仕組みです。

これによるメリットは、「債券や預金よりも利率が良い」ことが挙げられます。

銀行預金で一番利息の高かったSBJ銀行でも100万円の預金に対し、3,500円の配当しかもらえません。

しかし、クラウドファンディングなら100万円に対し、70,000円という高額配当がもらえます。

また、「少額から投資が可能」ということもメリットのひとつです。

今まではお金持ちしか参入できなかった投資家に1万円からあなたもなれるのです。

さらには、「株式市場などの動向に影響されづらい」ことが挙げられます。

事業の成功に投資するわけですから、株式やFXのような博打性は低いので比較的安心です。

しかし、クラウドファンディングにもデメリットはあります。

クラウドファンディングは直接金融、つまり投資の責任は自己責任です。

ただ、人気ナンバー1のクラウドバンクでは、現在まで元本回収率は100%です。
大きなデメリットはこれくらいですが、事業の成功をもって配当金が支払われるわけですから、「途中解約ができない」だとか、事業の成功度合いによって「利回りが低くなる」可能性もあります。

お金を働かせることで、金運は上昇しますから、元本回収率が100%であれば働かせない手はないですね。

クラウドファンディングには、事業投資、株式投資、不動産投資などがありますが、中でも安心かつ待っているだけというクラウドバンクが業界ナンバー1の人気を誇ります。

1万円からの投資、大抵は無料で簡単に投資できるので、銀行預金で永遠に増えないお金を税金で減らすよりも、投資に注目してみるのもいいかもしれません。

クラウドファンディングについて
⇒ ソーシャルレンディングのやり方とリスク|悲しい預金利息

クラウドバンクについて詳しくは公式サイトへ
新しい投資のカタチ クラウドバンク

 

お金と銀行の仕組み|銀行預金でお金が減る!? まとめ

  • 銀行の事業は金融が主体
  • お金が余っているところから足りないところへお金が流れている
  • 銀行は信用が命
  • 信用創造で世の中のお金が増える
  • 貸しすぎると負債の反動がある
  • 利子は中央銀行がコントロールしている
  • 銀行に預金するほど税金を取られる
  • 国は預金よりも投資を推奨している
  • リスクが少なく待つタイプの投資が人気