【納音占い】覆燈火

覆燈火とは、燈籠の火のように周囲を囲われて辺りを照らす火を表しています。
周囲の光となって輝く覆燈火の人は、学問、芸術、技術など知的分野において才能を発揮します。
しかし、大きな炎や太陽のように遠くまで照らすちからは持っていません。

【納音占い】覆燈火の特徴

燈籠の火は、灯明ともいい、周囲をあたたかく照らしてくれます。
太陽のように鮮烈な光ではありませんが、古くは夜間の読み書きに用いられたり、神社の参道などで足元を照らしたりと、人の生活には欠かせないものでした。
あるのとないのとでは大違い。
そんな穏やかな生活の光という性質を持つ覆燈火は、周囲を安心させます。

【納音占い】覆燈火は火行の性質をもつ

覆燈火は、五行において火行にあたります。
火行の本質は「活力」と「知性」ですが、覆燈火の人もまたこの才能を持っています。
知性においては、学問、芸術、技術などの独自分野が得意で、その才能を開花させるには得意な知的分野に特化した職業を選ぶことが望ましいと言えます。
しかし、活力において表面的な激しさはなく、穏やかなものなので、少し物足りないと感じるのは否めません。

また、覆燈火が照らすのは、その周囲だけです。
大きな炎や太陽のような明るさは持っていませんから、見通しが悪いのです。
このことからわかるように、覆燈火の人は、どうしても先を見るのが苦手で、目先のことに囚われすぎてしまう傾向があります。
あまり目先のことに囚われすぎると、周囲すら見えなくなり、いつのまにかあなたの光はなにかに遮られて、その向こうにはすぐに陰ができてしまいます。
その陰が大きくなればなるほど、覆燈火の魅力は半減するということを覚えておきましょう。

【納音占い】覆燈火の成功ポイント

覆燈火の人の成功ポイントは「積極性」です。
常に周囲を囲われた中で輝く覆燈火ですが、本質は火行ですので、熱いエネルギーを心の内に秘めています。
囲いの外へ出ることで、大きく燃え上がる素質は十分持っていますので、思い切って積極的に世に出てみると良いでしょう。
また、得意分野の知性を伸ばすことで、よりいっそう輝くことができます。
そうすることで、本来持っている「知性」に自信がもてるようになり、少し物足りなかった「活力」に火が灯され、その辺り一帯を照らす光となって輝くことができます。