天恩日

日本の暦には、最も縁起が良い日柄ばかりを7つ集めた、「七個の善日(ななこのぜんにち)」というものがあります。

その中のひとつが天恩日、文字を見るだけでも、良いことが起こりそうですね。

天恩日の吉凶や、選日法について詳しく見てみたいと思いませんか?

天恩日が吉日となる理由

天恩日(てんおんにち)は、万民が天の恩恵を受けることができると信じられている吉日です。

宝暦暦(ほうりゃくれき)という、1755年に施行された古い暦で初めて使用された、暦注の一つとなります。

暦のうえで吉と判斷される日はたくさんありますが、天恩日は縁起の良い日が連続してやってくることが特徴です。

天恩日に該当する期間は、じつに5日間にもわたります。

これだけの長期間、吉日として安心して過ごせるのは心強いですよね。

天恩日における吉凶は

天恩日では、少し極端な吉凶の判斷を見ることができます。

天恩日に吉事を行うのは大吉をもたらすのですが、凶事を行うには不適切とされているのです。

結婚などの慶事を、長期間にわたって祝うには良いですが、離婚や借金、怪我や葬儀などの凶事は避けなければいけません。

事故や病気といった突発的な災いは、とっさに防ぐことは難しいので、天恩日の期間はできるかぎりの注意をはらって過ごすようにしてくださいね。

天恩日の選日法

天恩日は、六十干支(ろくじっかんし)という、十干と十二支による60の組み合わせを月日にあてた選日法で決められます。

十干は「甲・乙・丙・丁…」という順に続きます。十二支は「子・丑・寅・卯…」というおなじみの12の動物ですね。

それぞれを組み合わせると、「甲子・乙丑・丙寅…」と出来上がっていきます。

天恩日は、次の組み合わせの5日間が該当します。

1年に18回ほどチャンスが巡ってくる、吉日の連続です。

六十干支の1番~5番:甲子・乙丑・丙寅・丁卯・戊辰の日
六十干支の16番~20番:己卯・庚辰・辛巳・壬午・癸未の日
六十干支の46番~50番:己酉・庚戌・辛亥・壬子・癸丑の日

天恩日|連続してやってくる天の恩恵 まとめ

連続して縁起の良い日が満喫できる天恩日は、ゆったりと物事を祝いたいときに適している吉日です。

期間が長いだけに、他の吉日との重なりことがあるのも嬉しいポイントですね。

天赦日などの吉日と重ねて、さらに大吉となるよう選んでいきましょう。