【納音占い】爐中火

爐中火は旧字体で、現代の新字体では炉中火と書きます。
炉とは伝統的な日本家屋にある「いろり」のこと、または寒い地域でみられる暖炉のことで、爐中火はその中にある火を表しています。
炉の中の火ですから、みんなが集まるだんらんに不可欠な中心の火といえます。

【納音占い】爐中火の特徴

いろりの火は、生活に欠かせないものでした。
「いろりの火」は、身体を温めてくれるだけでなく、夜間の照明、食事の調理、着物の乾燥などにも用いられます。
人には欠かすことのできない生活の火でもありますから、爐中火の人は、人々の集まりに欠かすことのできない人物となります。
また、いろりの火は、いつも生活の中心にあり、みんなに囲まれてだんらんと癒やしを与え、人を引きつける魅力があります。

ただし、いくら人を引きつける魅力があろうとも場所がなくてはなりません。
炉の中の火はたとえ小さくとも「いろり」という居場所がないと、たちまち周囲に引火して火事になり、すべてを燃やしてしまいかねないのです。
また、周囲の人に活力を与え、喜んでもらうからこそ居場所があることを覚えておきましょう。
居場所があるからこそ、あなたのもつ鋭い知性や向上心といった才能が活かされます。

【納音占い】爐中火は火行の性質をもつ

爐中火は、五行では火行に属します。
火行は、活力、知性、才能、向上心を表します。
ただ注意点として、爐中火の本質は火行ですから、その気性は激しいものがあり、ときおり他の人に火の粉をとばしてしまうことがあることを覚えておく必要があります。
とはいえ、火山や火事、落雷といった大きな炎とは違い、炉の中の火ですから、良い場所を見つけ、うまくコントロールすることで周囲の人々を引きつけ、その才能を開花させることができます。

【納音占い】爐中火の成功ポイント

「小さい火だから大きなことはできない」といってあきらめてしまう傾向にある爐中火の人の成功ポイントは向上心です。
本質の激しさをうまくコントロールできるようになったら、薪を焚べて大きく燃え上がってもOKです。
炉の中の火は、薪を焚べるといくらでも大きくなることができます。
小さな火で満足せず、大きな理想をもつよう心がけることで大成します。