厄年の風習と贈り物|災厄を払う「七色のもの」が良い理由

春の七草、七つの大罪、世界の七不思議。

七は、宗教や国を越えて、さまざまに使われる数字です。

人生の災厄を祓うために祈願する、「厄除け」においても、七は深い関係があります。

古くから厄年の人は、災いを避けるため、七色のものを持つと良いと言われてきました。

しかし、なぜ「七色」が大事なのでしょう。

良いと言われる理由には、諸説ありました。

仁王般若経(におうはんにゃきょう)説

「仁王般若経」は、仏教の経典の一つで、災いを滅して幸せを得ることを説いたものです。

ここに、「七難即滅七福即生(しちなんそくめつ・しちふくそくしょう)」という言葉が記されているのです。

仁王般若経が説くところの、七難とは「太陽や月の異変・星の変現・火災・水害・風害・干ばつ・賊の被害」などを意味します。

対して、七福は「長寿・人望・清廉・大量・威光・財福・愛敬」を意味し、七福神のご利益にもつながります。

つまり、仁王般若経が滅してくれる災いが「七難」、得られる幸せが「七福」なのです。

厄除けで七色を持つのは、「七福」を呼び込みやすくするためだと考えられています。

七福神(しちふくじん)説

七福神は、日本で広く信仰される、福をもたらす神様。

七つの色が大切にされるのは、七柱の神様に重ねて、ご利益をいただくためだと考えられています。

七福神が、現在のように宝船に乗った姿で信仰されるようになったのは、江戸時代中期のことです。

エビス神大黒天毘沙門天弁財天福禄寿寿老人布袋和尚」の七柱は、国際色ゆたかな神様ぞろい。

エビス神は、大国主命の息子とも言われる日本の神様。

大黒天・毘沙門天・弁財天は、ヒンドゥー教のシヴァ・クベーラ・サラスヴァティ神が仏教に取り入れられて信仰されるようになりました。

福禄寿・寿老人は、中国の道教の教えから。

布袋和尚は、仏教の禅僧として、唯一実在した人物です。

七色は、一般的に「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」の順番とされています。

どの色が、どの神様を表すのかは、場所によって違いがあるようです。

大切なのは、七色を七福神に見立てて、災いを避けること。

宝船に乗った七柱のイラストなどでも大丈夫です。

空海の遣唐使(けんとうし)説

弘法大師の名でも、広く知られる空海。

延暦22年(803年)に、遣唐使として中国へ渡る際に、海路の安全を祈願したと言われています。

そのときに準備したものが、七色の小物です。

当時の海の旅は、現在とは比べものにならないほど危険でした。

空海を含む遣唐使の一行も「よつのふね」と呼ばれる4艘の船で旅立ちましたが、そのうちの2艘は中国にたどり着く前に沈没しています。

安全祈願のおかげか、空海は、無事に中国に渡っています。

この逸話にあやかり、厄除けに、七色のものを持つようになったという説です。

語呂合わせ説

厄を「89(やく)」として捉えたものです。

とうぜん「7」は、「やく」とは無関係ですね。

厄とは無縁となるように、七色のものを選ぶという考え方です。

ほかにも、女性の厄年である33歳を「散々」と合わせたり、男性の厄年である42歳を「死に」と合わせたりしたものがあります。

厄に関係した語呂合わせは、意外と多いんですね。

厄年の風習と贈り物|災厄を払う「七色のもの」が良い理由 まとめ

厄除けに七色を使う理由は、諸説あります。

どの説を信じるにしろ、七色のものを持つということが大切です。

「七色が災いを跳ね返してくれる」、そう考えて贈り物をするだけでも、十分にご利益がありそうですね。

七色にちなんだグッズは、ストラップ、箸、ベルト、印鑑入れ・アクセサリーなど、さまざま。

普段使いや、常に身につけていられるものが人気のようです。

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